2014年

4月

27日

あなたの商標って大丈夫?

商標登録の失敗って何ですか?

専門家である弁理士に聞けば、まず100%こういう答えが返ってきます。

 

「商標が登録できなかったことでしょうね」

 

実際、HPなどを見ても、商標で失敗、と言うと、間違いなく登録されなかった事例ばかりが公開されています。

 

しかし、実は登録されていても失敗はあるんです。というか、これが実に多い。ほとんどの方は気づいていないだけなんです。

 

どういうケースが失敗なのか?簡単です。使えない商標を登録して、登録料を払い続けているケース、これが実に多いのです。

 

例えば、セミナー関係者に多いのですが、自分のセミナーのタイトルを商標登録しているケース。これ、ほとんど使えません。なぜなら・・・

 

商標は、他人の商品やサービスと、自分の商品やサービスとを区別するために使用されている場合に権利侵害となるからです。あなたは、セミナータイトルから何を読み取るでしょうか?

「このタイトルだからAさんのだ」

 

これなら、権利として有効なような気がするかもしれません。しかし、こう読み取ることができるタイトルであっても、あくまでもタイトルはセミナーの内容を示すもの。他人のものと区別するためのものではありません。つまり、商標として使用していないので、権利者以外の方でも使用することができてしまいます。

 

同じようなことは書籍の題号でも言えます。本のタイトルを商標登録していても、ほとんどのケースは使えない商標なんです。

いずれも数少ない例外はありますが、ほとんどは登録料の無駄使い。もったいないですよね。

だからこそ、本当に事業の内容にまで踏み込める専門家を探してください。そうでないと、また、意味のない権利に対してお金を払うことになってしまいますから。

 

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2014年

4月

23日

「リケジョ」も商標

理系の女子と言う意味で、STAP細胞が話題になって以来、脚光を浴びる言葉ですが、実は、既に商標登録されています。

登録されている商品としては、「電子出版物」や「新聞,雑誌」、サービスとしては「電子出版物の提供,技芸・スポーツ又は知識の教授,セミナーの企画・運営又は開催 」などで権利を取っています。

これを見ると、理系の女子向けの雑誌やセミナーを考えているようですね。

ただ、面白いことに「身の上相談」なんてサービスについても登録されていること。就職難だからでしょうか?(笑)

そして、まだ登録されていないものとして、やはりありました。

「職業のあっせん,企業に対する人材の紹介,就職・転職希望者に対する求人情報の提供及びコンサルティング(人材派遣によるものを含む。),人材採用に関する助言又は指導」なんてのを、権利化しようとしてます。つまり、就職の厳しい「理系の女子」を顧客として取り込もうという意思、ありありです。

このように商標をどういう商品やサービスで取ろうとしているかで、その企業の将来の展開も見えてはきます。面白いですよね。

えっ?「トイフィギュア,おもちゃ,人形」なんてのも権利化しよ
うとしてる?小保方さんがあんなことにならなかったら、この方面でも稼ごうとしていたんですね(笑)。

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2014年

4月

02日

何をもって商標登録の失敗とするか?

商標登録を失敗する、というと、専門家であればある程、出願が拒絶されて登録されないことと考えるようです。

これも1つの失敗でしょうが、もっと怖いのは、登録されているにもかかわらず失敗している例です。

1)登録されている商標の商品やサービスが、自分たちの事業と合致していない

 

2)登録されている商標そのものを使っていない(似ているものを使っている)

3)商品やサービスの範囲が広すぎて、自分たちが使っていないものを含んでいる

の3つが多いでしょうね。これも失敗なんです。

1)の場合、まず登録されている商標が意味をなしません。つまりは、お金を無駄に支払っている状態。権利を消滅させた方が良いでしょう。

2)の場合、実は「あなたは登録されている商標を使っていません」として権利を消されるリスクがあるんです。似ているものを使ってるから良いってものじゃないこと、弁理士さんから説明を受けましたか?

3)の場合、登録されている商標に似ている商標を、次々と相手に登録される可能性が残ります。いわゆる歯抜け状態の権利。事業によっては、使えない権利になってしまいます。

これだけではなく、まだまだ失敗例はたくさんあります。大切なことは、自分の事業に役立つこと。あなたの事業のことを調べずに商標登録なんてありえないんです!

 

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