お客さん志向も大切ですが、時には売り手の思いを伝えることも大切です。売り手の思いだからと言って、「買ってください」なんてメッセージはダメですよ。そういうのではなく、その商品やサービスをどうして世に出したいのか、本当の思いを素直に伝えることです。

 

例えば、私の事務所では代理人手数料を格安にしません。なぜなら、たかが商標と言っても、これだけ考えなければならないことがあるからです。手を抜くことも簡単でしょうが、それでは私を選んでくれたあなたに不誠実だと考えています。

 

あなたの業界のこと、ライバルのこと、・・・いろいろと調べながら最良の提案をする。これこそが私の事務所を選んでくれた場合のあなたのメリットです。

 

考えても見てください。商標登録の願書って、形式を理解すれば、あなたでも作成できます。つまり、願書自体に価値はないわけです。

 

格安な値段の事務所、あるいはネットだけで完結する非対面型の事務所は、この事実を利用して、本来行うべき手間を省略しています。つまり、一番大切な部分(手間のかかる部分)はすべてあなたに押し付けているわけです。

 

弁理士に依頼する価値は、あなたにとって最良の手段を知ることができること。私は、ここにこそお金をいただく価値があると考えています。

 

おそらく、あなたの事業にも、これと同じような熱い思いがあるはず。そんな思いを端的に伝えることができる言葉がないか。ぜひ、探してみてください! 

 

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